LinkedIn営業 · 実践ガイド · LinkedIn営業代行・選び方ガイド
LinkedIn営業代行とは?費用・依頼できる業務と、自社運用との比較
LinkedIn営業代行は、見込み客の選定、つながり申請、メッセージ送信などを外部に任せるサービスです。相手を探して連絡する時間が取れないときの選択肢ですが、候補者リストの作成までか、商談の日程調整までかで費用と依頼範囲は変わります。代行会社に任せる業務と自社に残る業務を分け、自社運用や自動化とも比較して選びましょう。
この記事の要点
- LinkedIn営業代行は、見込み客探しやメッセージ対応などを外部に任せるサービス。投稿運用・採用・広告の代行とは依頼目的を分けます。
- 月額だけでなく、初期費用、最低契約期間、追加料金、自社で残る仕事まで含めて比較します。
- 個別対応まで任せたいなら代行会社、商談は自社で担い、見込み客探しやアプローチの工数を減らしたいなら自動化も選択肢です。
執筆
Kachilu Research
プロダクト調査・編集チーム
LinkedIn営業代行とは、見込み客へのアプローチを外部に任せるサービス
LinkedIn営業代行とは、LinkedInを使った見込み客の選定、つながり申請、メッセージ送信、返信対応などを外部の会社へ依頼するサービスです。営業担当者の代わりに新しい接点をつくり、関心を持った相手との会話や商談につなげることが主な目的です。
似た名称の「LinkedIn運用代行」には、企業ページへの投稿、採用候補者へのスカウト、広告運用も含まれます。フォロワーや投稿の表示回数を増やす支援と、営業先との会話を増やす支援は同じではありません。問い合わせる際は、「自社サービスの見込み客を探し、営業アプローチを任せたい」と伝えると、依頼のずれを防げます。
- 営業代行とは?依頼できる業務・費用と、自社で新規開拓を仕組み化する方法
電話やメールも含めた営業代行全般を比較したい方はこちら。
LinkedIn営業代行に依頼できる6つの業務
次の表は、見積もり時に確認したい業務の区分です。すべてを標準料金に含むという意味ではありません。特に、返信が来てから誰が対応するかを曖昧にすると、せっかく始まった会話が止まってしまいます。
| 業務 | 依頼する内容 | 自社で決めておくこと |
|---|---|---|
| ターゲット選定 | 業界・役職・地域などの条件を整理し、候補者を探す | 売りたいサービス、顧客の課題、連絡しない相手 |
| プロフィール整備 | アプローチに使うアカウントの紹介文や見せ方を整える | 誰のアカウントを使い、何を実績として伝えるか |
| 接点づくり | 関連投稿への反応や、つながり申請を行う | ブランドの語調と、触れてよい話題 |
| メッセージ送信 | 初回DMやフォローアップを作成・送信する | 訴求内容、案内先、連絡の回数 |
| 返信対応・日程調整 | 質問への一次対応や商談の予約を進める | 回答を任せる範囲、営業担当者に引き継ぐ条件 |
| 結果の報告・改善 | 申請、返信、商談などの件数を報告し、対象や文面を見直す | 成果の定義と、次に変更する内容の決め方 |
LinkedIn営業代行の費用は、月額と依頼範囲をセットで見る
公開料金の一例として、EmoooveはLinkedIn営業代行の月額運用代行フィーを「40万円前後」と案内しています。具体的な料金は個別見積もりで、運用アカウント数や活動量、他チャネルの活用などによって変わります。これは一社の目安であり、業界全体の相場ではありません。
- Emooove:LinkedIn営業代行のサービス・料金
2026年9月10日確認。税区分、初期費用、追加費用は見積もり時に確認してください。
比較する金額は、月額料金だけでは足りません。たとえば、リスト作成は含まれていても、返信対応やSales Navigatorの利用料が別なら、当初想定した金額と変わります。次の項目を同じ期間でそろえて見積もりを取りましょう。
- 初期費用:ターゲット設計、プロフィール整備、文面の準備にいくらかかるか。
- 月額費用:何アカウント、どの業務、どの程度の活動量を含むか。
- 成果報酬:何をもって成果とし、キャンセルや対象外の商談をどう扱うか。
- 別途必要な費用:有料ツール、追加言語、他チャネル対応などがあるか。
- 契約期間:最低契約期間、自動更新、解約の連絡期限はどうなっているか。
- 社内の工数:文面確認、質問への回答、商談対応に誰が何時間使うか。
架空の計算例として、初期費用10万円、月額25万円で3か月依頼するなら、基本料金の合計は85万円です。これは実在の料金プランや相場ではなく、比較のための計算例です。ここに税や追加費用、自社担当者の対応時間を加え、同じ期間を自社で運用する場合と比べます。
費用対効果も、単に商談が何件入ったかだけでは判断できません。対象に合う会社だったか、相手の課題を確認できたか、その後の提案につながったかまで見ておくと、件数は多いのに受注へ進まない状態に気づけます。
代行会社の公開情報から、得意分野と対応範囲を確認する
同じLinkedIn営業代行でも、国内で商談を増やしたいのか、海外市場を開拓したいのかで候補は変わります。以下は公式サイトで確認できる支援内容の例です。おすすめ順のランキングではなく、依頼先へ何を確認するかを考える材料として整理しています。
| サービス | 公開されている支援の例 | 相談時に確認したいこと |
|---|---|---|
| Emooove | ターゲット選定、プロフィール整備、メッセージ対応、日程調整、報告 | LinkedIn以外の対応を含むか。自社に必要な範囲での見積もりはいくらか |
| COSPALinks | 海外BtoB向けに、Sales Navigatorを活用したリスト作成、接点づくり、メッセージ・コンテンツ運用 | 対象国・言語に対応できるか。商談設定後の対応をどこまで任せられるか。料金は個別確認 |
- Emooove:LinkedIn営業代行
業務範囲と料金の公式案内。2026年9月10日確認。
- COSPALinks:海外BtoB向けLinkedIn営業支援
支援内容の公式案内。2026年9月10日確認。
LinkedIn営業代行を選ぶ前に聞きたい5つの質問
1. 誰を、何を根拠に見込み客として選びますか?
「経営者へ送ります」だけでは、ターゲットが広すぎます。たとえば法人向けの業務改善サービスなら、どの業界の、どの業務を担当する人が、どんな課題を抱えているかまで確認します。候補者リストのサンプルと選定理由を見せてもらうと、自社の理解と合っているかを判断できます。
2. 誰のアカウントで、どんな文面を送りますか?
代表者、営業担当者、代行会社側のアカウントでは、相手からの見え方も、契約終了後に残るつながりも違います。アカウントへのアクセス方法と管理者を確認し、初回DM・再連絡の例文を見せてもらいましょう。自社の名前で送る以上、任せる場合も内容を把握しておく必要があります。
3. 最初から商談を求めますか、それとも関心を確かめますか?
売り込みの強さも確認したい点です。相手の投稿や業務を見て接点をつくり、初回DMでは関心を確かめ、興味があると返ってきた相手へ詳しい案内を送る方法があります。単に予約を増やしたいのか、自社の課題提起に関心のある相手と話したいのかを、代行会社とそろえておきましょう。
- ソーシャルセリングとは|LinkedInで売り込む前に接点をつくる5ステップ
投稿への反応から会話へ進むアプローチの具体例です。
4. 商談の前に、どんな情報を引き継いでもらえますか?
予定表に日時と名前だけが入っていても、商談は始めにくいものです。連絡した理由、相手が反応した話題、確認できた課題、送った案内、約束した内容を共有してもらいます。担当者はその情報を使って「今回は、この点に関心をお持ちだと伺っています」と認識を合わせてから話を進められます。
5. 成果の内訳と、契約終了後に残る情報を確認できますか?
送信数、返信数、関心のある返信、商談設定数を分けて報告してもらいましょう。連絡先リスト、送信文面、会話の履歴を自社で確認・引き継げるかも大切です。結果が伸びないときに何を変えたかまで記録があれば、契約を続ける場合も、自社運用に切り替える場合も判断しやすくなります。
営業代行・自社運用・自動化は、任せたい仕事で選ぶ
「LinkedIn営業を外に任せたい」という希望の中には、運用方法が分からない、手を動かす時間がない、返信後の対応まで人手が足りない、という別々の課題があります。どれが一番大きいかで、適した方法が変わります。
| 方法 | 向いている状況 | 自社に残る仕事 |
|---|---|---|
| 代行会社へ委託 | 運用設計や個別の返信対応も含め、人の実務を任せたい | 依頼条件の決定、内容の確認、委託範囲外の営業対応 |
| 自社で手動運用 | まず少人数へ連絡し、相手の反応や有効な伝え方を自分で確かめたい | 対象者探し、送信、返信、記録、改善のすべて |
| 自社でツールを使って自動化 | 商談は自社で行えるが、見込み客探しや繰り返すアプローチに時間がかかる | 対象・文面の調整、運用の確認、関心を持った相手との個別対応 |
Kachiluなら、見込み客探しからLinkedInアプローチまでを自社で自動化できる
商談の対応は自社でできるけれど、その前の準備やアプローチが回らない。その部分を支援するのが、LinkedIn営業を自動化するデスクトップアプリのKachiluです。人が運用する代行会社ではなく、自社で対象や文面を調整しながら使うツールです。
KachiluはサービスURLの情報をもとに、ターゲット条件の候補やDMの土台となるテンプレートを準備します。見込み客探し、関連する投稿への反応、つながり申請、DM、返信確認を一連の流れで進め、関心を示した相手に案内先のURLを送ります。初回から全員へ商談リンクを送るのではなく、接点をつくってから相手の反応に応じて案内する考え方です。
対象条件、テンプレート、1回あたりの実行件数、定期実行の曜日・時刻は確認・変更できます。タスクを作成すると自動実行が有効になります。作成後に設定を調整するときは、まず停止してから変更し、確認後に再開します。自分のPC上で動作するため、実行中はアプリとネットワーク接続を保つ必要があります。
候補者ごとの段階や操作履歴、DMや案内URLを送った件数も確認できます。候補者を探す作業と、アプローチの結果をまとめる作業をつなぎ直す手間を減らし、対象や文面を見直せます。案内URLの送信件数は商談件数ではないため、返信後の会話や実際の商談結果は自社の営業対応と合わせて振り返ります。
- KachiluのDMテンプレートを確認・変更する方法
文面を調整する際の操作を、画面付きで確認できます。
まずは、任せたい業務と自社で担当する業務を書き出す
代行会社に相談する前に、次の5項目を一枚にまとめてみてください。これがあれば、料金の安さだけでなく、自社の不足している仕事を任せられるかで比較できます。
- 1.誰に売りたいか:業界、役職、地域、解決できる課題。
- 2.何を任せたいか:リスト作成、申請、DM、返信、日程調整のどこまでか。
- 3.どんな会話を増やしたいか:相手の関心や課題など、営業へ引き継ぐ条件。
- 4.いくら・いつまで試すか:追加費用を含む予算と、結果を振り返る期間。
- 5.社内で誰が対応するか:質問への回答、商談、提案の担当者。
個別のやり取りまで人に任せる必要があるなら、代行会社の対応範囲を確認します。商談に進んだ相手への対応はできていて、その手前の見込み客探しや連絡に時間がかかっているなら、自社での自動化も比較してみてください。
FAQ
よくある質問
LinkedIn営業代行の料金にSales Navigatorは含まれますか?
サービスや契約内容によって異なります。利用が必要か、誰が契約するか、利用料が月額費用に含まれるかを確認してください。代行会社が利用する場合も、自社で別契約が必要とは限りません。
すでに営業リストがある場合も依頼できますか?
既存リストを使った対応が可能か相談できます。LinkedIn上で相手を特定できる情報があるか、既存顧客や連絡済みの相手をどう除くか、情報が古い場合に誰が更新するかを先に確認すると、重複した連絡を防ぎやすくなります。
海外向けのLinkedIn営業代行では何を確認すべきですか?
対象国や業界への対応経験に加え、メッセージ作成、返信、商談のそれぞれで対応できる言語を確認します。文章を翻訳するだけなのか、現地の相手との個別対応まで任せられるのかを分けて聞くと、依頼後の役割が明確になります。