リーガル観点の信頼性が高く、高度な設計のストックオプションを発行できました。

オンライン診療や健康相談、組織サーベイやストレスチェック、産業医紹介や健康診断分析など、複数の健康管理施策をワンストップで提供するアンドエル株式会社さま。
今回は、代表取締役の古橋氏(以下、敬称略)にストックオプション導入の背景や設計方針、Kachilu ストックオプションを利用した理由などをお伺いしました。
ー ストックオプション発行の経緯を教えていただけないでしょうか。
古橋: アンドエルの創業は、私にとって2回目の起業であり、前回の起業時にもストックオプションは発行しています。前回は、最終的にM&A時に買取を実行できた分もあり、メンバーに喜ばれました。過去の経験もあり、今回の起業でも入社いただくメンバーにリターンを用意できればと思い、ストックオプションの発行を決意しました。
ー Kachilu ストックオプションを利用してストックオプションを発行した理由を教えていただけないでしょうか。
古橋: ストックオプションの課題の1つに、株式報酬の可視化があると考えています。ストックオプション発行後、メンバーは自分の持つストックオプションの価値を把握しにくく、当初はスプレッドシートなどで管理しようと考えておりました。そのような課題感を抱く中で、翔ける司法書士事務所の中村翔太郎先生にKachilu ストックオプションをご紹介いただきました。Kachilu ストックオプションには、権利者用のマイページがあり、メンバーはストックオプションの価値を簡単に把握できるため、株式報酬の可視化の課題が解決できる良いシステムだと思いました。 また、Kachilu ストックオプションは利用金額が安いだけでなく、それ以上にリーガル観点で安心して利用できる点を魅力に感じ、今回、Kachilu ストックオプションを利用することにしました。
ー ストックオプション発行後のメンバーの反応はいかがだったでしょうか。
古橋: ストックオプションは概念や契約書等が難解で、私からメンバーへ直接、ストックオプションについて、繰り返し説明しました。具体的には、ストックオプションが将来、安価に株式を購入できる権利であること、株価上昇に伴いリターンが増えること等を説明しました。 ストックオプション発行に対しては喜ぶメンバーが多く、発行して良かったと思っています。
ー Kachilu ストックオプションはどのようにご利用いただきましたか。
古橋: Kachilu ストックオプションの導入や株主総会などの諸手続きは翔ける司法書士事務所の中村翔太郎先生にご対応いただきました。1度目の起業時のストックオプション発行の経験やベンチャーキャピタルの立ち上げもしており、ある程度ストックオプションについて理解もありましたので、初回ストックオプションは私が大枠を設計しました。 士業の先生にご対応いただくことでプロフェッショナルにバンドルされている安心感がある点も非常に良かったです。
ー ストックオプションの設計方針について教えていただけないでしょうか。
古橋: 前提として、ストックオプションはできるだけメンバーフレンドリーな条件で発行していく方針でした。また、今後は日本でもセカンダリー市場の発展が想像できるため、セカンダリー市場の発展も見越した設計をしました。 発行は、創業期にリスクをとって参画する人への発行、成長フェーズに参画する人への発行、CxOクラスで参画する人への発行という3種類で行っていく予定です。 創業期や成長フェーズの参画に対する権利者へのストックオプションは、各ラウンドで公平になるように付与します。基本的には入社時期などを考慮して公平に配分し、個人の能力に応じた報酬はストックオプションだけでなく、一定給与で還元していくべきと考えております。
ー ストックオプションの諸条件について教えていただけないでしょうか。
べスティング期間は、3年に設定しました。出口戦略の時期が不透明である以上、メンバーがある程度早く権利確定できるほうが良いと考え、ベンチャー企業の平均在籍年数も考慮し、不利にならないように配慮した設計になっています。 また、IPO後だけでなく、M&Aや上場前であってもストックオプションを行使できるようにしております。
退職時の取り扱いに関してですが、よほどのことがない限り、ストックオプションの持ち出しは可能にしました。特段、退職時の持ち出しに対する懸念はないです。
ー メンバーフレンドリーなストックオプションの発行は採用にも繋がりますが、今後はどのように活用する予定でしょうか。
古橋: ストックオプションを魅力的に感じていただけるのは非常に嬉しい反面、仕事内容を魅力的に感じて入社いただきたい気持ちが強いです。そのため、採用目的ではストックオプションをメインでアピールせず、あくまでも会社の成長と共に付与されるものという理解をしてもらえればと思っています。
ー 今後もKachiluをご利用いただけますでしょうか。
古橋: 次回のストックオプション発行でもKachiluストックオプションを利用予定です。管理画面もあるため、次の発行回でKachiluを利用して、メンバーのストックオプション保有状況を一元管理していく方針です。
本日は、インタビューのお時間をいただき誠にありがとうございました。
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